“傷我”の読み方と例文
読み方割合
けが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうしてまた、さういふひどい傷我けがなんかしたんだらう。あのよく窓から赤いハンケチを振つたりした、一寸雀斑そばかすのある女だらう?」
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
それよりも、こんな拙らない傷我けがをしたのが、どうせ後には母たちに知れずにはゐないのだといふ事が何よりも心を痛めた。この傷は直つても跡が附くに極つてゐる。
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)