倉立くらだて)” の例文
五百と成善とは、優善が雪中に行き悩みはせぬか、病みしはせぬかと気遣きづかって、再び人をやとって捜索させた。成善は自ら雪を冒して、石川、大鰐おおわに倉立くらだて碇関いかりぜき等をくまなく尋ねた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)