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俺
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あっし
ふりがな文庫
“
俺
(
あっし
)” の例文
鈍ったといわれちゃ、
俺
(
あっし
)
も腹が立ちまさあ。なアに、あの壜には
長紐
(
ながひも
)
がついていて、その元を
卓子
(
テーブル
)
にくくりつけてあったんです。
見えざる敵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「余計なことを伺うようですが、お幾つですか? 美人と西洋人の年は何うも
俺
(
あっし
)
にはキッカリしたところが判りません」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「親分、お常が何か言おうとしたのを、無理に止めたのは、どういうわけです。
俺
(
あっし
)
にはどうも呑込めねえが」
銭形平次捕物控:013 美女を洗い出す
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「その上、十手を持って歩いて、投げ銭まで器用では、本人の
俺
(
あっし
)
が見ても疑いたくなるだろう。まアいい、そのうちに尻尾を
掴
(
つか
)
んで、仇を取ってやる折もあろう」
銭形平次捕物控:039 赤い痣
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
もう二間ばかり手前へ寄せますと、影が水に映って、お縁側からの眺望が一段と引き立ちますよ。
俺
(
あっし
)
は二三年前から然う思っているんですが、旦那、如何でございましょうな?
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
「早い話が
其方
(
そっち
)
の旦那は
俺
(
あっし
)
がこの店を出した頃からのお得意さまです。十何年というもの、頭の毛が薄くなるまで
些
(
ち
)
っともお動きになりませんから、御出世が早くて、もう課長さんですよ」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
違っているとは言えまい。さア、番所へ来い——三輪の兄哥、聞いての通りだ。
俺
(
あっし
)
はこの女を番所へ伴れて行って、伴三郎と突き合せる。兄哥はすまねえが、ほんのしばらくここに居て、
怪我人
(
けがにん
)
を
銭形平次捕物控:054 麝香の匂い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「旦那。
俺
(
あっし
)
はお世辞でも何でもなく、旦那に感心しているんですよ」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
俺
(
あっし
)
の娘と来た日にゃ町内でも評判の孝行者で——
銭形平次捕物控:029 江戸阿呆宮
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「大丈夫です。遠方なら兎に角。
俺
(
あっし
)
が保証致します」
脱線息子
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“俺”の意味
《代名詞》
(おれ)主に男性が用いる、ぞんざいな自称。
(出典:Wiktionary)
俺
常用漢字
中学
部首:⼈
10画
“俺”を含む語句
俺等
俺家
俺達
俺共
俺許
俺故
俺方
此方俺