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依代
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ヨリシロ
ふりがな文庫
“
依代
(
ヨリシロ
)” の例文
標山系統のだし・だんじり又はだいがくの類には、必中央に
経棒
(
タテボウ
)
があつて、其末梢には更に何かの
依代
(
ヨリシロ
)
を附けるのが本体かと思ふ。
髯籠の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
賀茂或は松尾の阿礼ばかりが名高くなつたおとつ世の歴史家は、此を山祇系統の神の
依代
(
ヨリシロ
)
と見るかも知れぬ。併しこゝにまだ一つ、宮中の阿礼がある。
幣束から旗さし物へ
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
神の標山には、必神の寄るべき喬木があつて、其喬木には更にある
依代
(
ヨリシロ
)
の附いてゐるのが必須の条件で、梢に御幣を垂れ、
梵天幣
(
ボンテンヘイ
)
或は旗を立てたものである。
盆踊りと祭屋台と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
神殿の鏡や仏壇の像、さては位牌・写真の末々に到るまで、成程人間の方の都合で設けた物には相違ないが、此が深い趣旨は、右の
依代
(
ヨリシロ
)
の思想に在るのである。
髯籠の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
天つ神を喚び降す
依代
(
ヨリシロ
)
の空高く揚げられてある処へ、横合からふと紛れ込む神も無いとは言はれぬ。
髯籠の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
▼ もっと見る
何故作りものを立てるのかと言ふと、神の寄りますべき
依代
(
ヨリシロ
)
を、其上に据ゑる必要があるからだ。
盆踊りと祭屋台と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
神の姿を偶像に作つて、此を
依代
(
ヨリシロ
)
として神を招き寄せる様になつたのは、遥に意匠の進んだ後世の事で、古くはもつと直観的・象徴風のもので満足が出来たものである。
盆踊りと祭屋台と
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“依代(依り代)”の解説
依り代(よりしろ、依代、憑り代、憑代)とは、神霊が依り憑く(よりつく)対象物のことで、神体などを指すほか、神域を指すこともある。
(出典:Wikipedia)
依
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
代
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“依”で始まる語句
依
依怙地
依然
依頼
依怙
依怙贔屓
依嘱
依而
依田学海
依網