なんぢ)” の例文
武士たるもの二〇みだりにあつかふべからず。かならずたくはをさむべきなり。なんぢいやしき身の分限ぶげんに過ぎたるたからを得たるは二一嗚呼をこわざなり。
助、豊雄をにらまへて、なんぢ神宝かんだからを盗みとりしはためしなき一七六国津罪くにつつみなり。なほ種々くさぐさたから一七七いづちに隠したる。明らかにまうせといふ。
いとうれしげにてあるを、此の袈裟とり出でてはやく打ちかづけ、三八三力をきはめて押しふせぬれば、あな苦し、なんぢ何とてかく三八四情なきぞ。