何如どう)” の例文
が、漠然人生に触れるの主観を修養するのと言ってるうちは、意味がく分っているようでも、いよいよ実行する段になると、一寸ちょっとまごつく。何から何如どう手を着けていか分らない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
何如どうしたはずみだったか、松陰先生に心酔して了って、書風までつとめて其人に似せ、ひそかに何回猛士とかせんして喜んでいた迄は罪がないが、困った事には、斯うなると世間に余り偉い人が無くなる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)