“佐夜”の読み方と例文
読み方割合
さよ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その政長の軍は、吉良満貞を討って海道へ伸び、佐夜さよ中山なかやまでもまた、直義の先手せんて上杉憲顕のりあきを打ち破った。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
掛川かけがわと云えば佐夜さよ中山なかやまはと見廻せど僅かに九歳の冬此処ここを過ぎしなればあたりの景色さらに見覚えなく、島田藤枝ふじえだなど云う名のみ耳に残れるくらいなれば覚束おぼつかなし。
東上記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
佐夜さよ中山なかやまにて
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)