伏轉ふしまろ)” の例文
新字:伏転
瀧口は、あはやと計り松の根元ねもと伏轉ふしまろび、『許し給へ』と言ふもせつなる涙聲、哀れを返す何處の花ぞ、行衞も知らず二片三片ふたひらみひら、誘ふ春風は情か無情か。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)