人羹にんかん)” の例文
ところが『清悦物語』以下の書においては、人羹にんかんまたは仁羹と名づくる朱の色をした魚の肉と称して、ほとほと凡人をして断念せしむるに足るような、珍しい遭遇を説いているのである。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)