“人混雑”の読み方と例文
旧字:人混雜
読み方割合
ひとごみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの、いきれを挙げる……むッとした人混雑ひとごみの中へ——円髷まるまげのと、銀杏返いちょうがえしのと、二人のおんなが夢のように、しかもうすもので、水際立って、寄って来ました。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、矢玉と馳違はせちがい折かさなる、人混雑ひとごみの町へ出る、と何しに来たか忘れたらしく、ここに降かかる雨のごとき火の粉の中。袖でうけつつ、手で招きつつ
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)