“井汲”の読み方と例文
読み方割合
いどく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京の午砲どんにつゞいて横浜の午砲。湿しめった日の電車汽車のひびき。稀に聞く工場の汽笛。夜は北から響く烏山の水車。隣家となり井汲いどくむ音。向うの街道を通る行軍兵士の靴音くつおとや砲車の響。小学校の唱歌。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)