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二本差
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りゃんこ
ふりがな文庫
“
二本差
(
りゃんこ
)” の例文
「そんな気のきいた話じゃありませんよ、いつか話したでしょう、薄墨華魁のことで
鞘当
(
さやあ
)
てをして居る、
二本差
(
りゃんこ
)
と薬種屋の若主人」
銭形平次捕物控:237 毒酒薬酒
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
知れたこと、牛込の二十騎町といや、ともかくも
二本差
(
りゃんこ
)
ばかりの、ご家人町じゃござんせんか。
右門捕物帖:04 青眉の女
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「だが、途中であの
二本差
(
りゃんこ
)
の
蜥蜴
(
とかげ
)
に、
掠奪
(
よこど
)
りされちゃ、あぶ蜂だ」と、十人ばかりの博労が、羽村の留と、お稲のまわりを取りかこんで、近道の
団栗坂
(
どんぐりざか
)
を下って送っていった。
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
二本差
(
りゃんこ
)
が自分の刀を、尻から胴中まで突き立てられて死んで居るんだ、まるで焼鳥ですぜ、親分」
銭形平次捕物控:238 恋患い
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
こっちは只の
素人
(
しろうと
)
、向うはともかくも
二本差
(
りゃんこ
)
が六匹、無手の素町人が六人の侍を対手にして斬り殺されたと世間に知れたら、下総十五郎褒め者になっても死に恥じは掻くめえと
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
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「
二本差
(
りゃんこ
)
と思って油断していたら、ひどい食わせ者だ」
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「聴いたよ、——が、
二本差
(
りゃんこ
)
と鉄砲汁は親の遺言で用いないことにしてある」
銭形平次捕物控:106 懐ろ鏡
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「すると、麻布からあっしを跟けて来たのも、戸袋の蔭の
二本差
(
りゃんこ
)
も?」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
二本差
(
りゃんこ
)
や
大店
(
おおだな
)
に生れた娘や息子は、さぞつまらなかろう——って
銭形平次捕物控:244 凧の糸目
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
二本差
(
りゃんこ
)
が二人——」
銭形平次捕物控:062 城の絵図面
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
二本差
(
りゃんこ
)
か」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
本
常用漢字
小1
部首:⽊
5画
差
常用漢字
小4
部首:⼯
10画
“二本”で始まる語句
二本
二本榎
二本松
二本柳
二本棒
二本芽
二本指
二本継
二本三本
二本榎高野山