“乾溜”の読み方と例文
読み方割合
かんりゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この町のガスはご存知の通り、石炭でなしに、魚油を乾溜かんりゅうしてつくっているのですから。いずれ又お目にかかってくわしく申しあげましょう。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
呉青秀の忠勇義烈がいつの間にか変化して、純然たる変態性慾ばかりになって行く過程が遺憾なく窺われるのだ。ちょうど材木が乾溜かんりゅうされて、アルコールに変って行くようにね
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)