乱岩らんがん)” の例文
崖松がけまつをすかして下をのぞくと真っ白だ。乱岩らんがんに散る波の銀屑ぎんせつである。そして白い無数の渦潮、或いは青黒い渦である。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)