乗地のりぢ)” の例文
旧字:乘地
千里眼問題このかた、かうした女の好きな福来友吉ふくらいともきち博士が、ある時沼波氏を訪ねると、主人は乗地のりぢになつて女神様のお蔭話を持ち出した。
第六句ダグラスの「乗地のりぢ」とは江戸弁で「クラヰマックス」の意味。
大正東京錦絵 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
いとはしげに宮の余所見よそみせるに、乗地のりぢの唯継はいよいよ声を作りて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)