“丸年”の読み方と例文
読み方割合
まるどし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも、錦子の生れた地方も、他の、みちのくの国々とおなじに、丸年まるどしで——満幾歳で数えていたとすれば、こじつけられないこともない。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
むかしから丸年まるどしの者は歯並みがいいので笛吹きに適しているとかいう俗説があるが、この喜兵衛も二月生れの丸年であるせいか、笛を吹くことはなかなか上手で、子供のときから他人ひとも褒める
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)