両腕モロウデ)” の例文
旧字:兩腕
皆の人のけはひで、覚め難い夢から覚めたやうに、目をみひらくと、あゝ、何時の間にか、姫は嫗の両腕モロウデ両膝モロヒザの間には、居させられぬ。一時に、慟哭するやうな感激が来た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)