不粹ぶすゐ)” の例文
新字:不粋
「相濟みません。そんなつもりで言つたんぢやありませんよ。姐さんの前だが、親分と來た日にや、不粹ぶすゐで野暮で、女嫌ひで——」
「こいつは濡れてゐるから肩に掛けられませんよ、——いつか手に持つて歩くと、不動樣の繩ぢやあるめえ、そんな不粹ぶすゐな恰好は止すが宜い——つて、親分に小言を言はれたでせう」
親分は何んといふ不粹ぶすゐな男だらう——少くとも八五郎はさう思つて居る樣子でした。