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不用
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いら
ふりがな文庫
“
不用
(
いら
)” の例文
「いよいよ
敵
(
かたき
)
に接近出来る。こんな嬉しいことはない。恋も、若衆も何も
不用
(
いら
)
ぬ。一太刀なりとも怨めたら、この身は八つ裂きにされてもよい」
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「
最早
(
もう
)
不用
(
いら
)
ないよ。だから私も二度とお前達の厄介にはなるまいし。お前達も私のようなものは親と思わないが可い。その方がお前達のお徳じゃアないか」
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
彼は下さる物は、自分のような貧乏人にとって
不用
(
いら
)
ないはずはないことは知っている。
禰宜様宮田
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
(たいして金の
不用
(
いら
)
ないところなんだな——)
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
「お前と、眠剤とこれさえ有ったら、俺は他には何んにも
不用
(
いら
)
ない」
天主閣の音
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“不用”の意味
《名詞・形容動詞》
不 用(ふよう)
役に立たないことやもの。無駄なもの。そのために所持することに執着しないこと。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
“不用”で始まる語句
不用心
不用意
不用分
不用物