“下竈”の読み方と例文
読み方割合
したへっつい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文久ぶんきゅう元年の二月には、半蔵とお民は本陣の裏に焼け残った土蔵のなかに暮らしていた。土蔵の前にさしかけを造り、板がこいをして、急ごしらえの下竈したへっついを置いたところには、下女が炊事をしていた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)