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下穿
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したばき
ふりがな文庫
“
下穿
(
したばき
)” の例文
一人
(
いちにん
)
は黒の中折帽の
鐔
(
つば
)
を
目深
(
まぶか
)
に
引下
(
ひきおろ
)
し、
鼠色
(
ねずみいろ
)
の毛糸の
衿巻
(
えりまき
)
に半面を
裹
(
つつ
)
み、黒キャリコの紋付の羽織の下に紀州ネルの
下穿
(
したばき
)
高々と
尻褰
(
しりからげ
)
して、
黒足袋
(
くろたび
)
に木裏の
雪踏
(
せつた
)
を
履
(
は
)
き
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
しかし厳格な母は女の
下穿
(
したばき
)
の類をその物干しに干すことを許さない。裏庭の物置小屋の軒下に、女中達のそれ等のものは干されている。そんな布切さえも、最早、私は何気なく見過すことはできない。
澪標
(新字新仮名)
/
外村繁
(著)
下穿
(
したばき
)
に包まれてゐる痩せた脚を眺めた。
パアテル・セルギウス
(新字旧仮名)
/
レオ・トルストイ
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
穿
漢検準1級
部首:⽳
9画
“下穿”で始まる語句
下穿き