下司下郎げすげろう)” の例文
趣味の何物たるをも心得ぬ下司下郎げすげろうの、わがいやしき心根に比較していやしむに至っては許しがたい。昔し巌頭がんとうぎんのこして、五十丈の飛瀑ひばくを直下して急湍きゅうたんおもむいた青年がある。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「ご身分をお考えあそばしませ。山登りは下司下郎げすげろうのいたすことでございますぞ」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
下司下郎げすげろうのまねをいたすのが教育ではございません」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)