“上邽”の読み方と例文
読み方割合
じょうけい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼と数千の鉄騎は、ほとんど、悪夢の中を夜どおし駈け歩いたように疲れ果てて、朝頃、ようやく上邽じょうけいの城へ逃げ帰ってきた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
以来また彼は上邽じょうけい城のからに閉じ籠る臆病なやどかりになっていた。郭淮かくわいは無念にたえず、日夜智慧をしぼって、次の一策を仲達へすすめた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
上邽じょうけいの守将は、梁緒の弟梁虔りょうけんなので、これはやがて、兄に説伏されて、軍門へ降ってきた。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)