上昔そのかみ)” の例文
ただその色具合が、とくに現代を超越して、上昔そのかみの空気の中に黒くうまっている。いかにもこの古道具屋にあってしかるべき調子である。井深はきっと安いものだと鑑定した。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)