“上川”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみかわ75.0%
かみかは25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔、十勝とかち方面から夜盗の一団が上川かみかわアイヌの部落を襲うべく、山を越えて石狩川の上流にいかだを浮べて流れを下って来た。
えぞおばけ列伝 (新字新仮名) / 作者不詳(著)
昨日石狩岳いしかりだけに雪を見た。汽車の内も中々寒い。上川かみかわ原野を南方へ下って行く。水田が黄ばんで居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
その後暑さ寒さの何年かを冬は流氷の流れ寄る網走あばしりに送つた。再び上川かみかはに歸つて來てからは、劍淵けんぶち村の市街地に住んで自分で鍬を取り、冷害による凶作の慘をつぶさになめもした。
東旭川村にて (旧字旧仮名) / 島木健作(著)