“上卿（じょうきょう）” の例文

女院や女房たちもあとにのこし、そして義貞、義助らの武家は、事後において、数名の上卿（じょうきょう）からことをわけて説き伏せさせる御予定でいたのであった。

私本太平記：12 湊川帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「上卿（じょうきょう）がたでも、お覚えのない方が大半なのではございますまいか」

私本太平記：09 建武らくがき帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

九条殿こそはいま、全武門の武士の焦点となっている上卿（じょうきょう）だった。

私本太平記：09 建武らくがき帖 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

“上卿”の意味

《名詞》

平安時代以降、朝廷の諸行事や会議において長とした選ばれた公卿。

記録所の長官。

公卿。
(出典:Wiktionary)

“上卿”の解説

上卿（しょうけい、じょうけい）は、平安時代以降の朝廷において、公卿が関わる組織や儀式・政務・公事などの各種行事における役目の中の筆頭の者を指す。転じて、上卿になれる資格を持った者すなわち、公卿そのものを指す別称として用いられた例もある。上（しょう）の一字で表されることもある。
(出典:Wikipedia)

上	常用漢字 小１ 部首:⼀ 3画
卿	漢検準1級 部首:⼙ 12画