“万法”のいろいろな読み方と例文
旧字:萬法
読み方割合
ばんぱふ33.3%
ばんぽう33.3%
ばんぽふ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如何いか万法ばんぱふ流転るてんするとはいへ、かういふ変化の絶えない都会は世界中にも珍らしいであらう。
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
さればはかなくないとも申されまいな。が、われら人間が万法ばんぽうの無常も忘れはてて、蓮華蔵れんげぞう世界の妙薬をしばらくしたりとも味わうのは、ただ、恋をしている間だけじゃ。
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
万法ばんぽふ流転るてんを信ずる僕といへども、目前もくぜん世態せたい変遷へんせんを見ては多少の感慨なきを得ない。
変遷その他 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)