万哭ばんこく)” の例文
出羽守へ万哭ばんこくのうらみのうちに、一村散りぢりばらばらに、住み慣れた田万里を捨てて村人は、他国に楽土を求めて、思いおもいに諸国へ落ち延びたのだった。
煩悩秘文書 (新字新仮名) / 林不忘(著)