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七転
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ななころ
ふりがな文庫
“
七転
(
ななころ
)” の例文
(玉虫にむかいて。)人は
七転
(
ななころ
)
び
八起
(
やお
)
きとやら申しまして、悪いあとには又よいことが来るものでござります。まあ、お聞きなされませ。
平家蟹
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ところが人間万事
塞翁
(
さいおう
)
の馬、
七転
(
ななころ
)
び
八起
(
やお
)
き、弱り目に
祟
(
たた
)
り目で、ついこの秘密が露見に及んでついに
御上
(
おかみ
)
の
御法度
(
ごはっと
)
を破ったと云うところで
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「これははったりなンだ。ふところはぴいぴいなンだぜ。
七転
(
ななころ
)
び
八起
(
やお
)
きもこの頃はあわただしくてね……」
晩菊
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
姉も堅いから承知しますめえ、と云って親の許さぬ事は出来ませんが、あなたそれ程まで思ってくださるならば、人は
七転
(
ななころ
)
び
八起
(
やお
)
きの
譬
(
たとえ
)
で、運が向いて来て元の
様
(
よう
)
になれんでも
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「これははつたりなンだ。ふところはぴいぴいなンだぜ。
七転
(
ななころ
)
び
八起
(
やお
)
きも此頃はあわたゞしくてね……」
晩菊
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
七
常用漢字
小1
部首:⼀
2画
転
常用漢字
小3
部首:⾞
11画
“七転”で始まる語句
七転八倒