『晩菊』
夕方、五時頃うかゞひますと云ふ電話であつたので、きんは、一年ぶりにねえ、まァ、そんなものですかと云つた心持ちで、電話を離れて時計を見ると、まだ五時には二時間ばかり間がある。まづその間に、何よりも風呂へ行つておかなければならないと、女中に早目 …
著者 | 林芙美子 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 小説 物語 |
初出 | 「別冊文藝春秋」文藝春秋、1948(昭和23)年11月号 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約32分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約54分(300文字/分) |
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