七十路ななそじ)” の例文
縁側もない破屋あばらやの、横に長いのを二室ふたまにした、古びゆがんだ柱の根に、よわい七十路ななそじに余る一人のおうな、糸をつて車をぶう/\、しずかにぶう/\。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ひとりのこりぬ七十路ななそじの身の
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
七十路ななそじ
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)