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一節
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いっせつ
ふりがな文庫
“
一節
(
いっせつ
)” の例文
思わず寒さに
胴顫
(
どうぶる
)
いすると同時に長吉は
咽喉
(
のど
)
の奥から、今までは記憶しているとも心付かずにいた
浄瑠璃
(
じょうるり
)
の
一節
(
いっせつ
)
がわれ知らずに流れ出るのに驚いた。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
頭を打たれる前にまだ
一節
(
いっせつ
)
ありますから、まずそれから御報知しようと思います。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この
一節
(
いっせつ
)
に思いあわせたのだった。
九条武子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
と
清元
(
きよもと
)
の一派が他流の
模
(
も
)
すべからざる
曲調
(
きょくちょう
)
の美麗を托した
一節
(
いっせつ
)
である。長吉は無論
太夫
(
たゆう
)
さんが首と
身体
(
からだ
)
を
伸上
(
のびあが
)
らして唄ったほど上手に、かつまたそんな大きな声で唄ったのではない。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“一節”の意味
《名詞》
文章や楽曲などの一区切り。
スポーツのシーズンの日程の一区切り。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
節
常用漢字
小4
部首:⽵
13画
“一節”で始まる語句
一節切
一節切温古大全