“一弾指頭”の読み方と例文
読み方割合
いちだんしとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宇治の茶と、薩摩の急須きゅうすと、佐倉の切り炭をえがくは瞬時のかんぬすんで、一弾指頭いちだんしとうに脱離の安慰を読者に与うるの方便である。ただし地球はむかしより廻転する。明暗は昼夜を捨てぬ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)