一弦いちげん)” の例文
この一朝いっちょうに死なんか、余りにも残念なのだ。つがえては切って放つ一弦いちげん一弦の弓鳴りはその憤りを発するに似ている。しかもそのっるもほつれ、弓も折れようとしていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)