“一尊”の読み方と例文
読み方割合
いっそん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入口の石段を、二三級のぼると、扉が開いているので、中が見える。中は思ったよりも、まだ狭い。正面には、一尊いっそんの金甲山神が、蜘蛛くもの巣にとざされながら、ぼんやり日の暮を待っている。
仙人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)