“本氏”の読み方と例文
読み方割合
ほんし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荘右衛門が尾張中納言継友つぐともに仕へて、芋生いもふの竹腰志摩守の部下に属するに及んで、曾七郎は竹腰氏の家老中西曾兵衛の養子にせられた。中西氏は本氏ほんし秋元である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
寛延三年に播磨国姫路の城主酒井雅楽頭忠知うたのかみたゞともの重臣犬塚純則の六男に生れ、同藩青木某の女婿となり、江戸に来て昌平黌の員長に推された。つい本氏ほんしに復し、黌職くわうしよくを辞し、本郷に家塾を設けた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)