“ワイン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
葡萄酒66.7%
酒33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
リゼットは二日ほど廉(やす)葡萄酒(ワイン)の外(ほか)は腹に入れないことを話した。廉葡萄酒だけは客のために衣裳戸棚(クロゼット)の中に用意してあった。
売春婦リゼット (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「雨水が咽喉へはいって気色が悪くていけねえ。……風呂へ入る前に、葡萄酒(ワイン)を一杯いただこうか」
顎十郎捕物帳:14 蕃拉布 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
三人は修繕(しゅうぜん)中のサン・ドニの門を潜(くぐ)って町の光のなかに出た。リゼットの疲れた胃袋に葡萄酒(ワイン)がだぶついて意地の悪い吐気(はきけ)が胴を逆にしごいた。
売春婦リゼット (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
アメリカ人を巣に引き入れて衣裳戸棚(クロゼット)の葡萄酒(ワイン)の最後の一本を重く取り出した時リゼットは急に悲しくなった。
売春婦リゼット (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ジョヴァンニは飲んだ酒(ワイン)にやや熱くなって、自分の下宿へもどった。酒のために、彼の頭はラッパチーニと美しいベアトリーチェについて、いろいろの空想をたくましゅうした。