“マラッカ”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
満剌加	33.3%
馬拉加	33.3%
麻剌加	33.3%

満剌加

「呂宋（ルソン）、爪哇（ジャバ）、婆羅納（ブルネオ）、安南（アンナン）、暹羅（シャム）あたりまでを総じて南蛮諸国と申し、また島々とよび、満剌加（マラッカ）から先、臥亜（ゴア）などを奥南蛮とも申しております」

新書太閤記：06 第六分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

平戸（ひらど）そのほかの海港と、呂宋（ルソン）、安南、暹羅（シャム）、満剌加（マラッカ）、南支那一帯の諸港との往来は、年ごとに頻繁（ひんぱん）を加えて来るし、それが国民一般の宗教に、軍事に、直接生活に

新書太閤記：06 第六分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

馬拉加

その年十一月、弥次郎は馬拉加（マラッカ）でサビエルに会ふことができた。

イノチガケ：――ヨワン・シローテの殉教―― (新字旧仮名) ／ 坂口安吾(著)

麻剌加

葡萄牙は東洋貿易の魁（さきがけ）となり、麻剌加（マラッカ）を略し、支那南岸に立脚の地を求めんとし、遂に天文十年（千五百四十一年）七月風波は葡萄牙船を漂わして、豊後（ぶんご）神宮浦に着せしめたり。

吉田松陰 (新字新仮名) ／ 徳富蘇峰(著)