“ポオランド”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
波蘭66.7%
波蘭土33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
税關吏は鞄の中は見なかつた。私が心配しながら通つた波蘭ポオランドから掛けて獨逸ドイツの野は赤い八重櫻の盛りであつた。一重のはもう皆散つた後である。
巴里まで (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
税関吏は鞄の中は見なかつた。私が心配しながら通つた波蘭ポオランドから掛けて独逸ドイツの野は赤い八重やへ桜の盛りであつた。一重ひとへのはもう皆散つたあとである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
現にレジンスキイと云ふ、確か波蘭土ポオランド系の詩人の如きは、彼の毒舌に翻弄ほんろうされた結果自殺を遂げたと云はれてゐる。が、彼の批評を読めば、精到の妙はないにしても、犀利さいりの快には富んでゐると思ふ。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)