“フルッス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この森を貫く街道は、インフルッスに結びつけられた湖水から湖水に沿うて、サン・モリッツからカムフェルを過ぎて、シルヴァプラナ、シルス、それからマロヤの村へつづいて行く。
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
岸にあふれるばかりにざあざあ流れるインフルッスのすぐ向う側は、ミューラウの小村で、ハーフェレカール・シュピッツ Hafelekar Spitz, 2334m. の直下
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
東西に貫ぬくインフルッスと、南から落ちるシル Sill の渓を隈取りにして、仰のく空の八方は、ギザギザの雪の山稜グラートで限られている、そのいくつにも枝に分れた尾根の端は、タンネ唐檜フィヒテが欝蒼として
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)
インフルッスに沿うて向側に建てられたバート・サン・モリッツは、クェルレンベルクの裾がちらっと見えただけで、流れと、それに併行した此の往還の間には、ところどころ樅も交じる落葉松の密林に
スウィス日記 (新字新仮名) / 辻村伊助(著)