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フランスまど
ふりがな文庫
“フランスまど”の漢字の書き方と例文
語句
割合
仏蘭西窓
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏蘭西窓
(逆引き)
席を立った宗近君は、横から来て甲野さんの手を取るや否や、明け放った
仏蘭西窓
(
フランスまど
)
を抜けて二段の石階を
芝生
(
しばふ
)
へ
下
(
くだ
)
る。足が柔かい地に着いた時
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
暇
(
いとま
)
を告げて帰った時には、私は思わず立ち上って、部屋の中の俗悪な空気を新たにしたい一心から、川に向った
仏蘭西窓
(
フランスまど
)
を一ぱいに大きく開きました。
開化の良人
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「こりゃ空気が悪い。毒だ。少し
開
(
あ
)
けよう」と
上下
(
うえした
)
の
栓釘
(
ボールト
)
を抜き放って、真中の
円鈕
(
ノッブ
)
を握るや否や、正面の
仏蘭西窓
(
フランスまど
)
を、
床
(
ゆか
)
を掃うごとく、一文字に開いた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
肩に手を掛けて押すように石段を
上
(
あが
)
って、書斎に引き返した甲野さんは、無言のまま、扉に似たる
仏蘭西窓
(
フランスまど
)
を左右からどたりと立て切った。
上下
(
うえした
)
の
栓釘
(
ボールト
)
を
式
(
かた
)
のごとく
鎖
(
さ
)
す。次に入口の戸に向う。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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