“バンクーバ”の漢字の書き方と例文
語句割合
晩香坡100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向岸むこうぎし晩香坡バンクーバから突然だしぬけに大至急云々うんぬんの電報が来て、二十四時間以内の出帆しゅっぱんという事になったので、その忙がしさといったら話にならない。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「どっかへフッ飛んじゃったい。船長おやじ晩香坡バンクーバからさけかにを積んで桑港シスコから布哇ハワイへ廻わって帰るんだってニコニコしてるぜ」
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
晩香坡バンクーバとは全然方角違いのアドミラルチー湾に深入りして雪をかむったセントエリアスの岩山と、フェア・ウェザー山の中間にガッチリと船首を固定さしているのにはあきれ返った。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)