“タド”の漢字の書き方と例文
ひらがな:たど
語句割合
辿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其東に平たくて低い背を見せるのは、聞えた香具山カグヤマなのだらう。旅の女子ヲミナゴの目は、山々の姿を、一つ/\に辿タドつてゐる。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
片破れ月が、アガつて来た。ソレカヘツて、あるいてゐる道のホトリスゴさを照し出した。其でも、星明りで辿タドつて居るよりは、よるべを覚えて、足が先へ/\と出た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だがやつぱり、をとゝひの道の続きを辿タドつて居るらしい気がする。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)