“スパニア”の漢字の書き方と例文
ひらがな:すぱにあ
語句割合
西班牙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初めわれ君は穉きときより西班牙スパニアに居給ひぬと思ひしに、今のおん詞にては羅馬にも居ましゝなり。我惑はいよ/\深くなりぬ。
本米国の土語キナキナは樹皮中の樹皮の義で、西班牙スパニア人が欧洲に伝へ、和蘭オランダ人が我国に伝へた。キヤキヤは当時の蘭名キンキナの転訛てんくわであらう。敬の病は医家の規那煎キナせんを用ゐさうな病であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
今も西班牙スパニア廣こうぢの「プロパガンダ」といふ學校にては、毎年一月十三日に、祭の式行はるゝ事なるが、當時は「ジエスヰタ」學校に、おなじ式ありき。
我はあまりの嬉さに、西班牙スパニアいしだんを驅け上りて、ペツポのをぢに光ある「スクウド」一つ抛げ與へ、そのアントニオの主公だんなと呼ぶ聲をしりへに聞きて馳せ去りぬ。