“シルクハット”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
絹帽72.2%
絹帽子11.1%
絹高帽11.1%
礼帽5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誠吾と代助は申し合せた様に、白い手巾ハンケチを出して額をいた。両人ふたり共重い絹帽シルクハットかぶっている。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼は絹帽シルクハットにフロックコートで勇ましく官邸の石門せきもんを出て行く細君の父の姿を鮮やかに思い浮べた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
山の主任連はフロックに絹帽子シルクハット乃至ないし山高で、親方連も着つけない洋服のカラーを苦にし乍ら、堅い帽子を少し阿弥陀あみだに被ってヒョコスカ歩廻っては叱言こごとを連発して居る、大分恐入ってる風に見える。
監獄部屋 (新字新仮名) / 羽志主水(著)
これは当市の判事セミヨン・イワーノヴィッチ・カチャリニコフが、ある集会の席で彼を批評したことばである、彼はフロックコートのボタンをきちんとかけて、黒の手袋をはめ、絹帽子シルクハットを手に持って、申し分のない瀟洒しょうしゃな服装ではいって来た。
せいの高い後列の女優たちは、絹高帽シルクハットむちのような細身の洋杖ステッキを持っていた。
いったいいつ口に出して彼女の尊敬を買ったものかと、そのもっとも効果的な瞬間を狙っている最中だろうし、権威あるタキシは絹高帽シルクハットと鳥の羽の団扇うちわを積んでいかにも思慮ぶかく走り
西洋小間物こまものを売る店先では、礼帽シルクハットわきにかけてあった襟飾えりかざりに眼がついた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)