“サボン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:さぼん
語句割合
朱欒50.0%
石鹸50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三歳の時、私は劇しい窒扶欺チブスに罷つた。さうして朱欒サボンの花の白くちるかげから通つてゆく葬列を見て私は初めて乳母の死を知つた。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
客は両替シャアンジュで換えて来た「灰色の石鹸サボン」——大きな金額の丸札——をそのまま賭けてもよし、細かいのが欲しければクルウピエが同額だけの小さな「ぼたん」に崩してくれる。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)