“クリー”の漢字の書き方と例文
語句割合
苦力100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
苦力クリーたちは寝静まった街の鋪道で眠っていた。かたまった彼らの肩の隙間では、襤褸ぼろだけが風になびいた植物のように動いていた。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
北京停車場の一号プラット・ホームに南京発列車が到着すると、奇襲弾薬が破裂して数十名の死傷ができると時刻を同じくして碼頭まとう苦力クリーが暴動に参加した。
地図に出てくる男女 (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
我儘わがままで成績があがらないとか——ビルマ雲南うんなんルートへ外国の技師と大変な苦力クリーが送られたとか——前線の中隊長や、大隊長でも知らないようなことばかりを聞いた。
雲南守備兵 (新字新仮名) / 木村荘十(著)