“クーリー”の漢字の書き方と例文
ひらがな:くーりー
語句割合
苦力100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この太陽のじりじり焼きつける執念深さから、僅かな木影や土塀の陰を盗み出して、そこにもここにも裸形の苦力クーリーが死んだように、ぶっ倒れていた。
放浪の宿 (新字新仮名) / 里村欣三(著)
島貫氏一行が泊まっていた虎屋旅館に無料で厄介になり、あくる朝、『広大号かんだいごう』という千トン足らずの、中国人の苦力クーリーを運ぶ船に乗込んだのである。
満洲や台湾の苦力クーリーや蕃人を動物を使うように酷使して、しこたま儲けてきた金で、資本家は、ダラ幹や、社会民主主義者どもにおこぼれをやるだろう。