“エクスタシイ”の漢字の書き方と例文
語句割合
恍惚100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次の瞬間、彼は愛情と恐怖とのへんな工合に混り合つた、世にもふしぎな恍惚エクスタシイを感じだしてゐた。
(旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
画面から来る崇高なる感じと、叔父に対する悲壮なる感じとの合間合間に、高尚なそして無邪気な恍惚エクスタシイのソナタの旋律が揷まる。それが魅せられたような苦悩の形をとって彼の心を飜弄した。
恩人 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)