“イリュージョン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幻像25.0%
幻影25.0%
幻想25.0%
幻覚25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幻像イリュージョン打破の方面に向って、今日まで多く費やされたのと、それから最後には、比較的金銭に不自由がないので、ある種類の女を大分多く知っているのとの三カ条に、帰着するのである。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それでも時折りはたまらなく咽喉のどが鳴るのであったが、飲めば必ず酔う……酔えばキット空色のパラソルの幻影イリュージョンを見る……ガタガタと慄え出す……という不可抗力のつながりに脅かされて
空を飛ぶパラソル (新字新仮名) / 夢野久作(著)
近頃では辻の六蔵などには見向きもせずに、私のところにへばり附いて、私の幻想イリュージョンを打ち壊すことに専念して居るようでもあります。
そして虫の生活が次第に人間に近く見えて来ると同時に、色々の詩的な幻覚イリュージョンは片端から消えて行った。
小さな出来事 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)